吉田の哲学

【受験生に贈る言葉】大学は結局「縁」で決まるもんだ

     

どうも、りんこと吉田です。

つい先日センター試験が終わったとのことで、この間の記事でも触れたのですが吉田の受験エピソードを綴ります。

吉田の受験勉強は高3の7月から

さてさて、私は県内でのそこそこの進学校の特進クラスにいました。
英語教育に力を入れていて、なおかつ英語を受け持っていた先生は恩師ともいえる方だったので、英語の偏差値だけは60をキープしていました。

問題はそれ以外。

私立の文系志望だった私は国語と日本史を選択していたんですが、ともに偏差値が40
今でこそ国語科の教員免許を持っていますが、高校時代はマジで国語が苦手でした。
日本史は、単純にガチで勉強してなかっただけで、えぇ。

7月まで何してたかっていうと、部活です。演劇部の。
高校3年の春大会は出とこうかなと思い出演し、それまでは芝居に専念してました。

全部終わったときは、6月がもう終わるという時期。

と、ここまで聞くと「そのスタートヤバくない?」と思うでしょう。
意外とそうでもなかった(笑)

大学での目標は決めていた

実は大学でやりたいことははっきりとしていました。
文学系・演劇系の学科に入り「物語」を読み解く力をつけること

まぁそんなわけで、「●●大学に入りたい!」という欲はあまりなかったのです。

ただまぁ、そこそこ勉強ができるプライドはあったので、GMARCHレベルぐらいには行きたいなぁとは思っていました。

なのでこの偏差値では行けんとは思っていたので、「勉強すっか…!」とはなっていました。

結構努力して偏差値上げた

夏休みは主に古典と日本史を集中して取り組みました。
古典は中学生向けの問題集を買って、それをひたすら原文・訳文・品詞分解をノートに書き写すという作業。
要は学校の授業でやるような写しをやったのです。

それを1冊25個の古文をやったので、25問書き写しました。
秋にもう一冊書き写したので、合計50問書き写したことになりますね。

35問とか書き写していると、訳文を見なくてもなんとなく内容がなんとなくわかるようになってきます。
これで古文は大体理解できるようになりました。

日本史は実況中継をひたすら読みまくり、ノートに書きまくるという作業。
日本史は流れです。暗記するところもありますが、何よりも流れをつかむことが大事です。

流れをつかんだら意外と成績に反映されます。
細かい暗記ゾーンは秋に取り組みました。夏はとにかく流れをつかんでましたね。

秋になると古文もそうですが漢文に手を出しました。
漢文も古文と同じように書き写して訳文を書いて、という形で読み方を覚えました。

問題は現代文でした。

現代文は小学生のころから苦手でした。小説とかは読んでいたのですが…なんでか全然正解できない。

因みに塾には行けなかったので、基本は独学で勉強していました。
ただどうしても現代文は一人ではできませんでした。

というわけで、ことあるごとに国語の担当だった先生に押しかけ、「教えてくれ」と頼んでました。
この先生が忙しいはずなのに付き合ってくれましてね。恩師です。

結局現代文に自信がわいたのは12月とかの時期でした。
ようやく本分の読み方というか、そんなのがわかってきました。

学習院大学に決めたきっかけ

結局私は学習院大学に進学しました。

実は学習院に受験すると決めたのは高3の12月。ギリギリですね。

それまで候補にすら上がっていなかったのですが、国語の担当教師が、「文学系に行きたいのであれば学習院はどう?」と勧めてくれたのがきっかけです。
曰く「学習院の国文学の先生は良い人がそろってるよ」と教えてくれたのです。

この国語科教師、実は大学の講師も兼任していまして、この人が言うんならそうなんだろうという信頼があったので、学習院も受験することになりました。

逆に言えばこの先生がいなければ私は学習院大学に行ってないことになります。
この一言で私の人生にものすごく影響を与えています。

因みに第一志望は明治の演劇専攻コースで、行けたらいいな枠が早稲田大学の文学部です。

学習院で「劇団しおむすび」と出会った

結局、明治大学・早稲田大学には落ちました。

明治大学の古文の問題は、私が秋に書き写した本文と全く同じものが出題されていたのにも関わらず、本文の内容をど忘れしてしまったのです。
それ以外の教科で挽回することもできず、落ちました。

早稲田はもうなんか、「こりゃアカン…」となりました(笑)
全然わかんなかった(笑)

とはいえ、悔しかったですね。
まぁ学習院が受かっていたので、学習院行くかとなったのです。

とまぁ気軽に言っていますが、この学習院大学に進学することは私の人生の大きな転換期なのです

学習院大学に進学して、学習院の演劇部に入部して忍翔と出会いました。
そしてインプロと出会い、「劇団しおむすび」立ち上げにかかわるのです。

正直、これを経ていない人生は今となっては想像がつきません。
今演劇をやっているかどうかもわからないレベルです。
それだけ「劇団しおむすび」との出会いは、私にとって大きなものなのです。

すべては「縁」

今となっては、私は入るべくして学習院大学に入ったのだなと思っています

「縁」というものを感じています。

なので、受験生の諸君にも、「縁」というものを大事にしてほしいと思っています。

もちろん、入りたい大学に向けて必死に努力するのは大切なことです。
ですが、受験では「運」というものは存在します。どうしてもあります。
それも含めて「縁」なんだと思います。

第一志望の大学に入れなくても不貞腐れないでください。
その大学で出会える「縁」を逃してしまいます。
なので、どんな大学に入ろうと、あなたの「縁」を大事にしてください。

いい大学に入ったから勝ちではありません。
良き学びを得られる大学に入れたら勝ちなのです。

頑張って。
それでは。