演劇

【花とリン 1】花里サチホという役者と「花とリン」の結成秘話

     

どうも、りんです。


さてさて、ちょっとずつSNSにて宣伝させていただいている「花飾りも帯もない氷山よ」なんですが、あまりにも唐突すぎて「?」が多いと思います。

ほんとにねー、宣伝下手ね、俺ね(笑)

そんなわけで綴っていきます。

花里サチホという役者

花里サチホは2016年の舞台公演からの付き合いです。
その時は共演者ではなく、その舞台公演のフライヤーを作ってくれるスタッフという立ち位置でした。
※なのでこの人デザインもできるんです

当時、サチホは働きながら会原実希(Platform)と二人でインプロ(即興演劇)ユニットを結成しており、二人で精力的にインプロショーの企画・出演をしていました。
どこで働いてたかっていうと、建築事務所。この人設計できるんですよ。

サチホはそして演劇熱が高じて、なんと2018年に退職。お芝居の養成所に通い始めました。
そこからもうロケットエンジンするかのようにもう舞台出まくり出まくり。

更に近年、「ステレオタイフーン」というお笑いコンビも結成するという…。

こちらも精力的にお笑いライブとか出てます。

「やりすぎて死ぬんじゃねぇかな」とか思ってたんですけど、死んでないですね。
この活動力は私も見習おうと思います。

さて、ここまで綴ってきたのですが、お気づきでしょうか。

付き合いは長いのにサチホと共演してないのです

モノスポで再会

そんな折、昨年12月に出演しました舞台演劇イベント「モノローグEXPO」、通称「モノスポ」にて私とサチホは再会します。

今回は二人とも役者、出演側で関わります。
ただ、このイベントは「モノローグ」という短い一人芝居のイベントです。

そう、ここでも共演はしてない(笑)

いや、正直言うと別に積極的に共演したかったわけではないのですが、付き合い長いしそれなりに仲いいのに、まともな共演がないってのも寂しい話だなぁと思ってたわけすよ。
だってこの人良い役者だもん。
良い役者と共演したいと思うのは当然なのですよ。

そんなわけでモノスポ終了後の打ち上げにてこんな会話が。

りん「二人でなんかやっか」
サチホ「面白そうだね♪」

はいこれがすべての始まりです(笑)

因みに、私もサチホもモノスポの時は池田練悟(いけだ れご)さんに演出をつけてもらっていました(池田練悟さんについてはこちらにて触れています)。そんなわけで、

りん「演出もレゴさんにお願いできたらいいね」
サチホ「それいいね」

というわけで思い付き状態でレゴさんに話したら

レゴさん「是非やってみたい」

言質を取ったぜ。

そんなわけで、縁あって「名前のない演劇祭4」に参加させてもらって今に至ります。
2月か3月には舞台立ちたいなという欲があったので、この演劇祭はかなり渡りに船でした。
※因みにこの演劇祭には結構急遽参加させてもらっています。伊藤セナさん、本当にありがとうございます。

レゴさん「流石にここまで早いとは思わなかった(笑)」

と笑いながら言っていたレゴさん。
正直我々もこんなに早くやるとは思わなかった(笑)

まぁ基本的に吉田は「思いついたら早く実現したい」という欲が渦巻いていますのでね!
しょうがないですね(笑)
※良くも悪くも「早い」のですけども

この激動に付き合ってくれたサチホとレゴさんと伊藤さんには本当に感謝しております。

是非ともよろしくお願いします!

はい、そんなわけで動き出したらもうShow Must Go On!
やるっきゃありませんぜ!

やるからにはやる!それが吉田の信条です。

特にこの「花飾りも帯もない氷山よ」というのが非常に難解なんですけど、とっても面白い!
二人のキャラクターはそれぞれ「男」「あいつ」と表記されています。
「男」は私が、「あいつ」は花里が演じます。

読めば読むほど世界に引きずり込まれていきます。
清水さん、さすがだなぁやっぱり…。

こんなに強がる「男」の裏には何があるのか
かつて何があったのか
そして相対した「あいつ」とは一体何なのか

自分よりも大きく見せようとする「男」というキャラクター。
読むほどに人間臭さを感じさせてくれます。見どころの一つです。
読むほどに考えるべきことが増えていくけど、それだけ完成された脚本なのだということが肌で分かります。

まぁ、3月の20日から3週間連続で舞台があるんだけどなぁ!(笑)

死ぬんじゃないかな俺(笑)

でも死なない!やったるぜ!

ん?なんでこのユニット名になったかって?
これサチホが付けた名前なんですよ。
どうやって決まったかというと、サチホがいくつか出してくれたユニット名の候補案の中から、私が選んだんです。
だけどさ…なんというか、この候補案たちというのがですね…

  1. 花とリン(花とアリスみたい!)
  2. よしだはなざと(漫才師みたい!)
  3. 打ち上げ花火は桟敷席から見る

岩井俊二に影響されすぎかよ

いや私も大好きですけどもね。

因みに最後に至っては、

もしくは
「打ち上げ花火は桟敷席から見る」かなぁ

とLINEで送ってきました。
「もしくは」ってなによ「もしくは」って。何が「かなぁ」なのよ。

まぁ映画の「花とアリス」は私も好きなので、「花とリン」にしました。
まぁ、うん、一番当たり障りが無いですね、これが。

皆様、サチホに名前を任せるときは、覚悟してください。

それでは。

【3月28日・29日】花飾りも帯もない氷山よ

3月の中旬から下旬にかけて、東京の池袋の小劇場「木星劇場」にて行われる演劇祭、「名前のない演劇祭4」に参加します。

役者・花里サチホと二人で、「楽屋」など有名な作品を書かれている劇作家・清水邦夫氏の二人芝居作品「花飾りも帯もない氷山よ」を上演します。

そして、今、ふたたびぼくはリンゴのなかに到着する。
ぼくは凍る……
やがてぼくは成長して花飾りも帯もない氷山になる……

詳細はこちら!