吉田の体験話

【花飾り稽古】リスクのある選択をしたら物事が好転した

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どうも、吉田光です。


今月28日・29日に上演される演劇公演「花飾りも帯もない氷山よ」。
遂に1週間を切りました。
なんとまぁ早いことですなぁ。

稽古もついに佳境となっております。
30分の二人芝居なのですが、そんなライトなもんだなんて微塵も思えない、重厚なお話です。


割と人気なこの動画のサムネにもあるように、「清水邦夫をぶっ壊す」というスローガンでやっとります。
大分壊せたんじゃないかな(笑)

そんな中で大きかったのが、「一番リスクの高い選択をしたら稽古が好転した」という出来事でした。

花里サチホの問いかけ

この「花飾りも帯もない氷山よ」という戯曲は難解です。
お芝居に携わっている方は是非、清水邦夫氏の戯曲を読んでみてほしい。面白いけど難しいです。
因みに同氏の作品で、よくあちこちでやられているのは「楽屋」。個人的に面白いなと思っているのは「朝に死す」ですね・

稽古は花里と二人でやることが多いので、稽古ではよく話し合っております。

そこで私の役作りについて悩んでいるみたいなことを話すとき、よく花里は私にこう聞いてきます。

「りんにとって一番リスクの高いことは何なの?」

多分3月中に5回以上聞いた(笑)

役に臨むにあたって、キャラクターについていろいろな想像を働かせますが、その中には必ず
「あっ、これはちょっと怖いぞ…!」
となって、思わず想像を止めてしまうような、そんな怖いアイディアが頭の中に生まれます。

花里の問いかけは暗に、それをチョイスしろと言っているように感じました。

3月上旬はほんとに怖くてそのチョイスができなかったのですが、できずにいたら芝居が上手くいかないという事態に陥りました。

上手くいかないことが続いたら、もう、やるしかないですよね…。

というわけで、「降参です~」と言わんばかりに避けていたチョイスをしてみました。

そしたら上手くいったんですな!

お芝居が変わりました。
もしかすると、良いアイディアほど「わぁっ、凄いこと思いついちゃった!これやったらどうなるか想像がつかないから止めておこう」と思ってしまうのかもしれませんね。

想像の方向性を少し変えるだけで大きく変わるのがお芝居です。
それはとても簡単なことであり、とても難しいことでもあります。
だから辞められないんですよねぇ(笑)

もう学びを得るのが楽しくて楽しくて!また一つ大きな気づきを得てしまったと興奮してこれを書いてますよ。
病気ですな(笑)

ん?どんなアイディアでお芝居に臨んだのかって?
それは「秘するが花」ということで。

一番リスクのあるチョイスを!

というわけで、物事に行き詰まったら是非とも、自分にとって一番リスクのあるチョイスをしてみてはいかがでしょうか。
意外とそういうのがクリティカルだったりするものなんじゃないですかね。

気づかせてくれた花里サチホに感謝です。
本番はまだですけど、一緒にやって正解だったなぁと思いますよ。
やっぱ良い女優ですわ、あ奴は。


さて!
舞台上演まであと1週間となりました。
去年12月下旬から企画されたこの「花飾りも帯もない氷山よ」。3か月の期間を経てついにお披露目となります。

清水邦夫をぶっ壊す。
そんな意気込みで、私と花里と、演出をしていただいてる池田レゴさん、そしてスタッフをしてくれる真尋さんと4人で臨みます。

是非!お越しくださいませ!

舞台の詳細・ご予約はこちらまで!

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【3月28日・29日】花飾りも帯もない氷山よ

3月の中旬から下旬にかけて、東京の池袋の小劇場「木星劇場」にて行われる演劇祭、「名前のない演劇祭4」に参加します。

役者・花里サチホと二人で、「楽屋」など有名な作品を書かれている劇作家・清水邦夫氏の二人芝居作品「花飾りも帯もない氷山よ」を上演します。

そして、今、ふたたびぼくはリンゴのなかに到着する。
ぼくは凍る……
やがてぼくは成長して花飾りも帯もない氷山になる……

詳細はこちら!