どうも、りんこと吉田光です。
さてさて、走れるだけ走っていきますよ。今回はムーブメントについて。
ムーブメントとは何か
受講生の一人がこんなことを言いました。
「何をもってムーブメントと言うんでしょうね?」
受講者困惑。何なのかよくわからん。
何でしょうね。
とこんな感じでしたが、たつやさんは
ムーブメントって分からないよねっていう感覚は人類共通です
おいこらこのあんちゃん。
とはいえ、いろんな考え方があるので一概に「これ」というのを決めるのは難しそうです。
ただ、大事なのは動き続けること。
生き続けている限り動き続けています。死ぬことは”止まる”ことです。因みに感情は”Emotion”、”E”-“Motion”ということで、「動きを引き起こす」というような語源があります。なので広義的に感情も動きとすることができます。
体のむく方向
自分の体の周りに立方体があるイメージで、特定の方向に自分の体を向ける、なんてワークをやりました。
イメージです。
立方体の中に自分がいる感じです。その中で、自分はどの方向に向けるか。前なのか後ろなのか、右上の頂点なのか、左後ろ下なのか。
更に自分の体を細分化して、パーツごとで方向を向けられます。
自分の右腕は左、右足は右前下、左腕は上、左手は右、顔は左上、とかとか。
数学のベクトルを思い出しますね。方向と力の大きさがハッキリとします。
はいそこ、数学の用語出たからといってしかめっ面しない!演劇も数学といくらでも繋げれらますからね!なんなら演劇もロジカルなところも重要ですから、十分に関連してます。
自分の体、各部分がどこに向かうのか、結構パターンになってます。パターンていうか、癖ですね。
首の角度、肩の向き、腕を振り方・使い方、etc…
たつやさんからは「パターンにならないように」と口酸っぱく言われています(そりゃあ、もう)。
パターンにならないようにするには、多少頭を使います。多少ね。頭でっかちにならないようにした方がいいんですけども、どうやら私は頭で無理矢理やってるようで、かなり頭が疲れました。
ですがこんなのは序の口。
真の疲れはここから、
8 Basic Effort
これがマジで大変だった。
大変といっても楽しくはあったんですよ。楽しかったけど頭が疲れた。
これ言葉で説明するのがかなり難しいので、「こういうのがあるんやな」とざっくりとで構いません。
「8 Basic Effort」とはラバンという表現者が考案したムーブメントの考え方です。
動きの属性を、
Strong(強い) / Light(軽い)
Sudden(突然) / Sustained(持続)
Direct(直接) / Flexible(柔軟)
という形で3つの分類に分けてそれぞれに2つの相反する要素があるという考え方です。
この要素を組み合わせて、動きの質感を感じます。
例えば”Floating”というのがあります。
直訳すると「浮く」ってムーブメントですが、そこには<Light><Sustained><Flexible>の3つの属性が内包されています。軽くて、急には動かなく維持したまま、自在に動ける。超ざっくりいうとそんな感じです。
「Pressing=押す(直接・持続・強い)」
「Flicking=はじく(柔軟・突然・軽い)」
「Wringing=絞る(柔軟・持続・強い)」
「Dabbing=軽く叩く(直接・突然・軽い)」
「Slashing=むち打つ(柔軟・突然・強い)」
「Gliding=すべる(直接・持続・軽い)」
「Thrusting=突っ込む(直接・突然・強い)
「Floating=浮かぶ(柔軟・持続・軽い)」
3つの組み合わせ、全8通りの動きの質感を体感するワークなんですが…めっちゃ頭使う。
自分のしている動きが、どの部分がどんな質感を持っているか、それを感じながら動いてみるんですが、これが今まで使わない頭を使うんですわ。単純になれてないだけなんですけども。
またムーブメントやりたいなぁって思うんですけど、今期の3カ月クラスでムーブメントの数は少ないので、まぁしょうがないですね。
ある意味で自分でも実践できるやつなので、ひとりでやってみようかと思います。
あ、因みに男の子はたいてい「Slashing」と「Thrusting」が好きです。大抵の変身ポーズで使われています(笑)
一号とか「Slashing」だらけですからね。
それでは。